猿でも出来る速読と正しい本の読み方!

速読の嘘!

「速読ができれば…」と思う人は多いでしょう。

日に日に情報量が増加する現代では、短時間で大量の本を読めたほうが有利なのは間違いありません。

1冊の本を10分で読めれば、計り知れない知識が手に入るでしょう。

ただ皆さんが思う速読のイメージは「本を高速でパラパラめくって中身を把握する」というもとだと思います。

しかし、そういった「速読」は科学的に不可能だと証明され、最も有効なのは「飛ばし読み」スキルを上げることだと判明しました。

では、どうやったら「飛ばし読み」のスキルをが身に着くかというと、ただ 目を早く動かすようなものではなく情報処理能力情報選択能力を上げることに尽きます!

令和式!最先端の速読術

今までの速読では目を斜めに早く動かして…等言われていましたが、仮に目の動きがどんなに早かったとしても、書かれている単語の意味や文脈に対する基礎知識がなければ理解に時間が掛かります。

ではどうやったら情報処理能力が身に着くのかというと、単純に早く読みたいと思う本のジャンルを沢山読むことです。

それによりそのジャンルの基礎知識を吸収していくことで、徐々に理解を深めていき脳に基礎知識を作っていくしかありません。

 これが情報処理能力を上げる唯一の方法です。

次に、情報選択能力は最初はコツコツと基礎知識を頭に入れて、慣れてきたら、知っている内容は読み飛ばして、新しい知識だけを読む。

あるいは、知っている内容しか書いていないと思ったら途中で読むのをやめる能力が大事です。

  • 基礎知識をしっかり頭に入れる
  • 読み飛ばす・読むのをやめる決断力

科学的な解析からの速読

化学的な根拠として参考になるのが、2016年にカリフォルニア大学から出たレビュー論文です。

 これは、過去に行われた速読の研究から約200本の論文を選び、それぞれのデータをチェックしたもの。

現時点における速読リサーチの集大成といっていいでしょう。

 その結論とは、おおむね以下のようなものです。

  1. 目の動きは関係ない
  2. インプットするには反復が必要
  3. 速読チャンピオンの幼稚な読書感想文

1 目の動きは関係ない

眼球をすばやく動かしたり、周辺視野を使ってページを見わたすようなテクニックはすべて無意味。全体の読書時間のなかで目の動きの重要性は10%以下なので、いくら眼球を鍛えても意味がない。

インプットするには反復が必要

フォトリーディングのように、潜在意識に本の内容をインプットすることもできない。人間の脳は、同じ文章を何度か読み直しながら理解を深めていく構造になっており、パラパラとページを進めていけば、それだけ内容の理解度が低くなってしまう。

速読チャンピオンの幼稚な読書感想文

実際に普通の人よりも速く本が読めることを証明した者はいない。2008年には、速読大会でチャンピオンになった人物に「ハリー・ポッター」の最新刊を読んでもらう実験が行われたが、ストーリーをまったく理解できていなかった。

という具合に最初から最後まで、速読の効果をボロクソに否定しています。

世に出まわる速読法は、大半がインチキだと言っていいでしょう。

重要なのは、速度よりも情報の取捨選択力

 ただし、速読の可能性が完全に消えたかといえば、そうではありません。

研究チームは、論文の最後を次のようにまとめています。

『これまでの研究をまとめると、速読のトレーニングにより、深い理解を保ったまま読書のスピードが上がるという科学的な根拠はない。

速読でスピーディに読書が終わるのは、飛ばし読みがうまくなった場合だけだ。

(中略)飛ばし読みは、大量の情報を処理するための重要なスキルである』

 つまり、真の速読とは、「飛ばし読み」の技術に過ぎないのです。

飛ばし読み「スキミング」の習得方法

 本の内容をざっくりつかむ技術を海外では「スキミング」「スキャニング」と呼び、ケンブリッジ大学などでも昔から教えられてきた由緒あるテクニックなのです。

 その方法論は多岐にわたりますが、ここでは基本的なポイントに絞ってご紹介しましょう。

ステップ1:プレ読書

本の目次、各章や節の見出し、著者の履歴などをチェックし、「そもそも何の本なのか?」を明確にしましょう。

各チャプターの最初と最後のパラグラフだけを読んでみるのも有効です。

プレ読書の段階では、自分に対して以下の質問を投げかけながら行うのが効果的です。

・このタイトルからどんな内容が想像できるだろう?

・この著者はどんな内容を書きそうだろう?

・章や節の見出しからわかることはなんだろうか?

 読書のゴールを決めることで全ページ読まなくてもよくなる

ステップ2.ゴール設定

次に大事なのが、読書の目標を決めることです。

たとえば「最新の情報にキャッチアップしたい」でも、「時間管理の方法を学びたい」でも、「英語の効率的な勉強法を知りたい」でも何でもかまいません。

プレ読書でわかった情報をもとに、「自分はこの本から何を得たいのか?」を明確にしていきましょう。

読書のゴールがハッキリした時点で、読むべきページは大幅に減ります。

ワンテーマで書かれた新書などは、全体の10分の1を読めば十分というケースも少なくありません。

実際に 1冊から得られる新しい情報は10%20%しかありません。

ステップ3.速読

。つねに読書のゴールを意識しながら、最後までサッと読んでみましょう。

このときには、定期的に以下の問いを自分に投げかけていくのが有効です。

・読書のゴールに沿った重要なポイントは見つかったか?

・議論の前提と結論はつかめているか?

速読が上手い人であれば、実はこの時点で読書を終えることも可能です。

しかし、慣れないうちは「本当にこれで理解できたのだろうか……?」という不安がつきまとうでしょう。

その場合は、ややスピードは落ちますが、以下の方法を試してください。

・読書のゴールに沿った結論やテーマだと見えるものに、片っ端からペンでチェックマークをつけていく。

・それ以外にも、直感的に自分が重要だと思ったセクションや文章にも適当な目印をつけておく。

ひととおりチェックが終わったら、次のステップに進みます。

 再速読”スキルが上がれば新書なら10分で読了可能

ステップ4.再速読

最後は再速読です。具体的には、以下のように行ってください。

・あらためて読書のゴールを意識する

・ステップ3でつけたチェックマークから、さらに重要そうなポイントを1020個ぐらいに絞り込む

・絞り込んだポイントをながめて、「読書のゴール」に対する答えを自分の言葉でまとめる

このステップでもっとも大事なのは、事前に設定したゴールの答えを、自分の言葉でまとめるところ。

目安としては、 「友人に内容をちゃんと説明できる」レベルを目指すのがわかりやすいしょう。

この作業は頭のなかでやってもOKですが、最初のうちは紙に書き出すのがおすすめです。

飛ばし読みのスキルが上がれば、再速読のステップは無意識のうちにできるようになるはず。

そこまでいくと、簡単な新書であれば1冊を1015分で読み終えることも可能でしょう。ぜひ試してみてください。

まとめ

結論、速読術・速読トレーニング等現在一般的に出されている速読に関するものはほぼです。

速読をする上での3ヶ条!
  1. 予備知識を入れる
  2. 理解力を高める
  3. 読み飛ばす勇気

基礎知識を十分に身につけていると、読むべき場所を判断できるようになります。

さらに、基礎知識を十分に身につけていると、読むべき本はそんなにないことにも気付きます。

一般的に売っている本は、過去の知識を引用したもので、新しい事実が10%~20%程度しかありません

目的をもって新しい知識を手に入れようと思ったらそれぐらいしかないということです。

このわずかな読むべき場所を探すという方法に移行していく方法が速読です。

徐々に基礎知識が身につけば、理解力も高まり自然と読むスピードは速くなります。

そもそも本を読む多くの場合、アウトプットしてこそ意味のあるもので、一から十まで全部読まなくていいのです。

又、速読で重要なのは「継続したトレーニング」であり、本当の意味での速読は「同じ理解力を維持したまま速く読む」ことで、それをアウトプットすることで現状より成長することこそが、最終的なゴールであるべきです。

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